地域を見つめる

2010/8/1 日曜日 | 地域

「地域を見つめる」と一言でいっても、実際それを言葉通りにやるのは難しい。

見ているつもりでいても、風景が当たり前すぎて見落としている場合もあるし、かと言って目を凝らしすぎても近視眼的になり、客観的な地域の良さを見失う場合もある。

「見つめる」ことは、俯瞰と凝視を絶えず繰り返さなければならないのかもしれない。

長らく地域に住んでいると、そこにあることが当たり前すぎて、それが地域の宝であることを忘れてしまうことがよくありそうだ。

広報なんじょう8月号は「地域の宝・再発見」と銘打って、そんな見過ごされがちな地域の宝を特集・連載することにした。第1回は「石獅子」だ。

取材中、地図があっても発見するのが困難な石獅子もあった。地域の人々に聞いて回り、結局、足の踏み入れようのない草むらに埋もれていることがわかった場合もあった。しかし、発見したときは本当に宝物を見つけたような喜びがある。

また、取材を進めながら、地域の人から石獅子以外の話が次々と飛び出した。この話も本当に面白かった。取材班のメンバー自身、石獅子探しというきっかけから、地域を見つめることがほんの少しできたような気がする。

このような特集を始めたのも、市民に地域を見つめるきっかけになればとの願いから。もちろん、家族や仕事に気をかけることは生きていく上で必要だけど、同様に地域に気をかけることも、今回の特集をきっかけとして市民の中で始まっていただけると幸い。そこから派生的に地域の課題すべき問題点も気づいていくかもしれない。問題意識が生まれれば、それは住みよい町の種になる。

広報8月号は8月5日発刊です。

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